下着のこすれによる不快感!更年期に適した下着選びのコツ

最終更新日:2024/10/10
閉経に向かって、あるいは閉経後エストロゲンが低下している状態のときは、お肌や粘膜が乾燥しやすくなります。デリケートゾーンやアンダーバストに下着があたるだけでこすれ、かゆみ、痛みなどの不快を感じやすくなる、50代以降の女性。気がつけば、好みのデザインより、極力肌刺激が少ない下着選びになっていることも...。

どうして、下着に擦れを感じるの

皮膚や粘膜の水分をコントロールする役割をもつ女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが、更年期以降に減少するため、顔や体全体が乾燥する傾向にあります。唇も空気が乾燥している時期になると、乾いて荒れたり、切れたりすることがありますよね。デリケートゾーンも例外ではなく個人差はありますが、乾燥が進むとかゆみ、こすれ、痛みなど不快な症状が現れます。

>詳しくは「エストロゲンとうるおい」で解説

下着で擦れを感じる場合、どうすればいい?

デリケートゾーンに下着の擦れを感じる場合、まずは下着選びを見直してみましょう。おしゃれなデザインの下着は魅力的ですが、乾燥しやすく敏感になった肌には刺激になることもあります。以下の3つのポイントに注意して、肌にやさしい下着を選んでみてください。

1.ゆとりのあるサイズ

 締め付けの少ないデザインを選ぶことが重要です。特に、普段のサイズよりもワンサイズ上の下着を試すことで、肌への圧迫が軽減されることがあります。

2.肌にやさしい素材

 レースや化繊素材は、乾燥した肌には刺激を与えることがあります。コットンやシルクなど、通気性が良く肌にやさしい素材の下着を選びましょう。また、特殊な素材で作られた肌に優しい下着も増えています。

3.刺激が少ないデザイン

 縫い目、レース、タグなどの細かな部分も、敏感肌にとっては刺激になることがあります。最近では、縫い目が外側にある加工やタグなしの下着もありますので、そういったアイテムを選ぶと良いでしょう。

お洗濯の際の注意点

下着選びを工夫しても、柔軟剤や洗剤による肌への刺激がある場合、症状が改善されないことがあります。特に敏感肌の方は、以下の点に注意してお洗濯を行いましょう。

洗剤の選び方

 無添加や低刺激の洗剤を選ぶことで、肌への負担を減らすことができます。また、柔軟剤を使わずに洗濯する方法も一つの選択肢です。

すすぎを十分に

 洗剤の成分が残ると、肌に刺激を与える原因となります。すすぎを十分に行い、洗剤残りを防ぎましょう。

乾燥の仕方にも工夫を

 自然乾燥がおすすめですが、乾燥機を使う場合は低温で優しく仕上げると、下着の生地が傷みにくくなり、肌への摩擦も軽減されます。

おすすめアイテムで肌を休めよう

自宅や寝るときには、デリケートゾーンに優しい下着を選んで、こすれによる負担を軽減しましょう。おすすめは、Fundy-Fundy(フンディーフンディー)の下着。ふんどしの開放感をヒントにしたデザインで、外陰部に触れづらく、通気性も抜群。オーガニックコットン100%のダブルガーゼを使用しているため、肌に優しく、リラックスして過ごせます。特に、就寝中にホットフラッシュがある方にもぴったりです。

>デリケートゾーンのかゆみ・こすれに、やわらか素材のナイトケアショーツ Fundy-Fundy『フンディーフンディー』

 

また、生理用ナプキンや尿もれナプキンを常用している方は、こすれの影響を特に強く感じるかもしれません。そんなときは、柔らかい布製の吸水パッドで肌を休ませるのもおすすめです。

軽度の尿漏れが気になる方には、coco-kara(ココカラ)の抗菌消臭やさしい吸水パッドも便利です。こちらも肌に優しい布製で、快適に使用できます。

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毎日の保湿で擦れから守ろう

日々のこすれで疲れたデリケートゾーンのお肌を保湿することも重要です。保湿の際は、デリケートゾーン専用の保湿剤を使い、こすらずに優しくなじませるのがポイントです。みずみずしいジェルタイプでしっとりと保湿できるユアサイドデリケートモイストジェルがおすすめです。
 

>ユアサイドデリケートモイストジェル

こんな場合は医療機関へ!

これらの対策を試しても、下着のこすれによる不快感が続く場合は、医療機関の受診を検討してください。適切なケアや治療が必要な場合もあります。

執筆・監修:メノポーズカウンセラー小林ひろみ