下着のこすれからくる、かゆみ、痛み

気がつけば、下着選びも慎重に

閉経に向かって、あるいは閉経後エストロゲンが低下している状態のときは、お肌や粘膜が乾燥しやすくなります。デリケートゾーンやアンダーバストに下着があたるだけでこすれ、かゆみ、痛みなどの不快を感じやすくなる、50代以降の女性。気がつけば、好みのデザインより、極力肌刺激が少ない下着選びになっていることも...。

どうして、こうなるの?

皮膚や粘膜の水分をコントロールする役割をもつ女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが、更年期以降に減少するため、顔や体全体が乾燥する傾向にあります。唇も空気が乾燥している時期になると、乾いて荒れたり、切れたりすることがありますよね。デリケートゾーンも例外ではなく個人差はありますが、乾燥が進むとかゆみ、こすれ、痛みなど不快な症状が現れます。

>詳しくは「エストロゲンとうるおい」で解説

対処法

対処法は肌を刺激しない下着選び、そして乾燥して起きる症状なので保湿の2つをご紹介します。

下着・衣類選び

レースや化繊素材の下着は肌表面を刺激することがあるので、コットンや肌にやさしい素材のものを選びましょう。 締め付けの高いストッキングやジーンズなどは避け、通気性よく圧迫感の少ない物を選ぶとデリケートゾーンの負担を軽くします。
自宅にいるときや、寝るときくらい、通気性のよい、デリケートゾーンに触れづらい下着で解放的に過ごしたい!、というときに重宝するオーガニックコットン100%ダブルガーゼの夜用ショーツ、Fundy-Fundy『フンディーフンディー』もおすすめです。

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生理用ナプキンや尿もれナプキンが手放せない方は、デリケートゾーンのこすれに、もっと悩まされているのではないでしょうか。柔らかな布製の吸水パッドで皮膚を休ませてあげるのも、心身ともにホッと一息つけさせてくれます。

軽度の尿漏れの方は布製の軽失禁パッド、coco-kara[ココカラ]抗菌消臭やさしい吸水パッドもおススメです。

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保湿剤の塗り方

日々のこすれで疲弊しているデリケートゾーンのお肌を保湿するときは、清潔な手にデリケートゾーン専用の保湿剤を適量とります。そしてこすったり、すり込んだりせず、お肌に軽く滑らせたあと、少し押さえてなじませるように塗るのがポイントです。
デリケートゾーンの保湿には、会陰マッサージにも使われるカレンデュラエキスや加齢で失われやすいセラミドをたっぷり配合したYourSideデリケートモイストボディミルクがオススメです。

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執筆・監修:メノポーズカウンセラー小林ひろみ