彼女が痛がってできない…その原因と男性ができる対策

セックス中にパートナーが痛みを感じていると、「どうにかしてあげたい」と思う一方で、その痛みを理解するのは難しいですよね。ここでは主な原因をご紹介しながら、パートナーの痛みに寄り添い、一緒にできる具体的な対策や商品選びをご紹介します。パートナーが性交痛で婦人科受診した後に参考にしてみてください。

性交痛の主な原因とは?実は男性にも関係があることも

性交痛の原因はさまざまで、いくつかの要因が重なることもあります。中には、男性が気をつけることで和らぐケースも。ここでは、よくある原因を紹介します。

1.緊張で筋肉がこわばると痛みにつながることも

セックスの経験が浅い、二人の関係が初期段階である場合は、誰でも緊張しやすいですよね。実は緊張によって全身の筋肉、とくに膣のまわりの骨盤底筋群が強ばり、痛みを感じることがあります。また、緊張によって十分な性的興奮が得られず、膣の潤いが不足することで痛みが生じることもあります。

2.セックスの方法によって痛みが変わる?タイミングや体勢の影響も

挿入タイミングが早すぎる、体位が合わない、動くスピードが速すぎるなど、行為の進め方が原因となることがあります。

3.合わない潤滑剤やコンドームが摩擦の原因に?

体質に合わない潤滑剤やコンドームの素材が原因で痛みが生じることがあります。

4.ホルモンバランスの変化

産後の授乳期や更年期、生理不順などホルモンバランスの変化によって、膣の潤滑が不足し、痛みを感じやすくなることがあります。

5.子宮内膜症などの骨盤内の疾患

子宮内膜症や卵巣嚢腫などの疾患が原因で、性交中に痛みを感じることがあります。

6.薬の副作用

乳がんの治療などで使用されるホルモン療法の薬が原因となることがあります。

7.性器の構造

これは稀なケースですが、性器の構造によって痛みを感じることもあります。病院で診断を受けることができます。

1〜3の原因については、男性のサポートや意識的に改善していくことが、解決に繋がりやすくなります。具体的な対策については次の章で詳しく解説します。4〜7の原因については、病院での治療が可能ですので、早めに医師に相談することをお勧めします。

自分たちでできる具体的な対策

緊張をほぐしリラックスする方法

パートナーがどのような環境でリラックスできるのか、話し合いましょう。たとえば、落ち着く場所や照明の明るさ、好きな音楽、肌着やTシャツなどを着ている方が安心できるかなど、具体的に聞いてみるのがおすすめです。また、事前にマッサージやハグなどのスキンシップを取り入れることで、緊張をほぐしやすくなります。深呼吸を意識することもリラックスにつながります。お互いに緊張を感じずにリラックスできる環境を整えることで、心が解放され、心地よく性的なコミュニケーションをとることができます。焦らず、ゆっくり時間をかけることも大切です。

相手と一緒に工夫する、痛みを減らすセックスのコツ

二人で話し合って原因を探すことが大切ですが、性行為中の痛みを正確に言葉にするのは難しいこともあります。その場合は、事前に痛みを感じた場面を一緒に振り返ったり、セックスの最中に『この動きはどう?』『ここは大丈夫?』とお互いに確認しながら試していくのも良い方法です。
体位や挿入角度、スピードの微調整をパートナーに確認しながら行うと、効率的かつ、より快適な方法が見つけることができます。また、クッションや枕を使って体勢を楽にする、摩擦を減らすために潤滑剤を使用するなどの工夫も痛みの軽減につながります。
あとは、挿入だけでなく、スキンシップや別の愛撫を大切にすることで、お互いに安心感を高め合うことができます。一緒に快適な方法を見つけられれば、心身ともに大きな喜びとなるでしょう。

痛みの減少につながる潤滑剤やコンドーム選び

ラテックスフリーの柔らか素材のコンドーム
コンドームの多くは、ラテックスという天然ゴム素材で作られています。しかし、ラテックスアレルギーを持っている場合、赤み、腫れ、かゆみなどの症状が現れ、それが性交痛につながることもあります。こうした問題を防ぐために、ラテックスフリーのコンドームを選べます。ラテックスフリーのコンドームには、以下の2種類の素材があります。
ポリウレタン:0.01mmや0.02mmといった薄さが特徴。ただし、シワが寄りやすく、素材自体にごわつきを感じることがある。
アイアール(IR):SKYNブランドのみで扱われている特殊素材。柔らかく、自然なつけ心地が特徴。
当店では、より快適な使用感を求める方のために、柔らかな感触のSKYNを取り扱っています。ぜひお試しください。
お悩みで使うからこそ、しっかり滑る潤滑剤を選びたい!
潤滑剤選びに迷っている方へ、当店おすすめのアイテムをご紹介します。しっかり滑ることはもちろん、使いやすさや信頼性にもこだわった商品を厳選しました。
1)初めてで迷っている方:水溶性ベーシックタイプ
  アイディグライド(水溶性)
  おすすめの理由
  ・潤滑剤を研究開発する専門メーカーが製造
  ・世界40カ国以上で販売され、多くの方に愛用されている
  ・1997年発売のロングセラー商品
  ・滑りがよく、使いやすい水溶性タイプで選んで失敗が少ない


また、持ち運びに便利なミニボトルや、個包装パウチタイプ(10個入り)もご用意しています。
 

 
2)摩擦がつらい・射精まで時間がかかる・閉経後:水溶性+少量のシリコン=混合タイプ
  アイディシルク(水溶性+シリコン)
  おすすめの理由
  ・グライドと同じく、専門メーカーが開発した信頼の商品
  ・オイルのような質感で、持続力と滑りの良さに優れたシリコン配合
  ・シリコン特有の油っぽさがなく、さっぱりとした使用感
  ・乳液タイプで、伸ばすと透明になる

こちらもミニボトルや個包装パウチ(10個入り)をご用意。用途に合わせてお選びください!

 

 
3)性器が切れやすい・産後の性生活が心配:シリコンベースタイプ
  ピンク(シリコンベース)
 おすすめ理由
 ・別メーカーですが、こちらも潤滑剤専門メーカーが開発した信頼の商品
 ・シリコンだからこそ実現できる、水溶性とは異なる極上の滑らかさで摩擦を軽減
 ・少量でしっかり滑り、長時間乾きにくい優れた持続力
 ・まるでベルベットのような感触で、心地よい使用感を実現
 ・シリコンならではの滑りの良さで、擦れや摩擦によるトラブルを回避し、快適な使用感をサポート
 ・液漏れしやすいため、3個入りパウチのみの取り扱い

 

4)いろいろ試したい方へ
パウチタイプのミックスセットなら、各々滑りや持続が異なる潤滑剤をお試しいただけます。

運営している性交痛情報サイトFuanFreeで詳しい「潤滑剤の選び方」を解説しています。
摩擦を減らし快適に!痛みを軽減するラブグッズ
産後や、しばらく性生活をお休みしていた場合は、ラブグッズを活用して挿入なしの楽しみ方から始めるのもおすすめです。安心感を積み重ねることで、スムーズな復帰につながります。

● リラックスして楽しむために まずは、パートナーと一緒に触れ合いや愛撫を中心に楽しんでみましょう。例えば、pomのようなグッズは、二人の間に挟んで振動を楽しむことができます。挿入以外の方法で快感を得られるため、自然に心と体をほぐすことができます。

● 徐々に慣らしていきたい場合 シリコンダイレーターWR を活用し、細いサイズから徐々にステップアップしていくことで、無理なく体を慣らすことができます。「思ったより早く復帰できた」(商品ページのお客様レビューをご覧ください)という声もあり、特に緊張しやすい方や産後の方におすすめです。両サイド異なるサイズの3つのスティック(計6サイズ分)がセットになっています。
 

二人で快適な時間をつくるために

まずは、痛みが病気によるものかもしれないという不安を解消することが大切です。婦人科を受診して身体的な不安がクリアになったら、ここで紹介した方法を試してみてください。 性交痛は、「痛みをなくすこと」だけにフォーカスせず、「二人が心地よく過ごせること」を大切にするのもポイントです。 快楽や安心感が、自然と心と体をほぐし、結果的に痛みを和らげることもあります。 無理に「正解」を求めず、二人で試行錯誤しながら、お互いにとって快適な方法を見つけていくこと が何よりも大切です。

商品選びに迷ったら、LINE公式チャットお問い合わせメールでお気軽にご相談ください。