50代からのデリケートゾーンの洗い方とケア方法
50代からのデリケートゾーンのケア方法とは?
かゆみ、ピリピリ感、におい...人には相談しづらい悩み。日常的にデリケートゾーン(陰部)のお肌が乾燥してヒリヒリしたり、痛みやかゆみなど不快感があるとき、「洗い方が足りないのかも」、とつい入念に洗いたくなります。においが気になるダラダラと長引く月経や、おりものの臭いなどは、閉経に近づいている更年期の女性におきやすい悩みのひとつ。ただ腟内を専用ソープで洗うことは医学的に推奨※されていません。腟内には健康を保つ常在菌が存在するので洗い流さないよう注意しましょう。では、更年期世代に多い乾燥しているデリケートゾーンに合わせた「洗浄と保湿」によるお手入れの方法について解説します。
洗い方
1.ソープを十分に泡立てる
乾燥しているデリケートゾーンの皮膚表面は荒れていることが多いので、まずは石鹸を手のひらで十分に泡立てます。洗浄剤はデリケートゾーン専用ソープか石鹸がおススメです。液体ソープのワンプッシュは量が多いので、泡立つ程度の最小限の量にして、お肌への刺激を抑え、洗い流しやすくします。2.複雑な構造な部分も、やさしく、しっかりと
分泌物が溜まりやすいところやシワっぽい場所は指を沿わせて、肛門も泡で表面をやさしく洗うイメージで擦らないように洗浄します。3.水温、水圧の刺激にも気を配る
お湯をぬるめの温度に下げ、水圧を弱めたシャワーで洗浄成分が肌に残らないように洗い流します。高い水圧はこするのと同じような刺激になりやすく、また熱いお湯は肌のバリア機能として働く皮脂が流れ落ちやすいので注意しましょう。ポイント
- シャワーの水圧を弱める
- 水温をぬるま湯に下げる
- ゴシゴシこすらない
- デリケートゾーン専用ソープ又は石鹸を使用する
- よくすすぐ
保湿ケア方法
洗浄後の保湿が一番大切!
シャワー後はデリケートゾーンに合わせたpH値や低刺激成分でつくられた保湿剤でお肌の潤いを補います。ユアサイドでは、ジェルとミルク2タイプの保湿剤を揃えました。さっぱりしたジェルタイプがお好みの方に
外陰部全体、腟の入り口付近までご使用いただけます >YourSide デリケートモイストジェル
保湿力があるミルクタイプがお好みの方に
粘膜を避けた外陰部全体にご使用いただけます >YourSide デリケートモイストボディミルク
どちらも、やさしくお肌にそっと伸ばすか、乗せておさえる感覚でご使用ください。強くこすったり、塗り込んだりして刺激を与えないように気をつけてください。いきなり使用せず初回は必ずパッチテストしましょう。
※参考書籍:365日機嫌のいいカラダでいたい。(ディスカヴァー・トウェンティワン・著・医療ライター 及川夕子、監修・産婦人科医 高橋幸子)
執筆・監修:メノポーズカウンセラー小林ひろみ