産後の潤滑ゼリーのイメージ

「傷は回復していると言われたけれど、こすれるのが少し怖い」
「久しぶりのスキンシップで、また痛くならないか気になる」
「以前より濡れにくくなった気がする」

会陰切開や裂傷を経験したあと、スキンシップを再開するときには、こんな気がかりが重なることがあります。

会陰切開・裂傷の回復後、性行為で摩擦が気になることも

経腟分娩後の日本人女性69人を対象にした調査では、性生活を再開する前に不安を感じていた方は62.3%。なかでも「会陰部が痛みそう」という不安が49.3%と最も多く、「切開した部分が開きそう」「出血しそう」といった声も挙げられています。[1]

傷が回復していても、その周辺を意識したり、久しぶりのスキンシップで緊張したり。授乳中であれば、ホルモンの変化によって以前より乾燥を感じやすくなることもあります。[2]

乾燥だけでなく、傷への意識や緊張など、いくつかのことが重なることで、これまでより摩擦が気になることもあるようです。

産後のスキンシップは、出産前と同じ形に戻していくというよりも、今の自分に合う心地よさを、二人であらためて見つけていく時間なのかもしれません。

出産という大きな経験をしたあとだからこそ、まずは自分の気持ちや感覚に目を向けてほしいと思います。

傷やこすれへの不安、母乳が出てしまう心配など、気になっていることがあれば、「ここはまだ触れてほしくない」「このあたりは痛みが出そうで心配」と具体的にパートナーへ伝えておくと、お互いに気持ちを合わせやすくなります。

今の自分が心地よいと思えるペースを、まずは大切にしてみてください。

そのなかで、この時期の自分に合う潤滑剤を用意しておくと、少し安心です。

産後の性行為で会陰まわりの摩擦が気になるときは「滑りの持続」も選ぶポイントに

会陰の心配に知っておきたい水溶性とシリコンベースの潤滑ゼリーの質感の違い

産後の性行為で使う潤滑剤を選ぶとき、滑りの「質」や「持続」もひとつのポイントになります。潤滑剤というと、日本では水溶性タイプがよく知られています。

もうひとつ知っておきたいのが、シリコンベースの潤滑剤です。

シリコンベースは、途中で乾きにくく、なめらかな滑りが長く続きやすいのが特徴です。[3]

会陰切開や裂傷の回復後、「できるだけこすれる感覚を少なくしたい」「途中で乾くかも……と心配」というときには、滑りの「質」や「持続」を重視して選ぶ方法もあります。

水溶性を使ったことがある方なら、シリコンベースのスルッとしたスムーズさに、「あれ? いつものジェルタイプとは全然違う」と感じるかもしれません。

こすれる感覚が気になるときに、知ってほしい質感です。

シリコンベースって?

シリコン系の潤滑成分は、実はコンドームにも使われています。[4]

潤滑剤として「シリコンベース」を意識して選んだことがなくても、すでに身近なところで触れている方もいるかもしれません。

少量でも広がりやすく、なめらかな滑りが長く続きやすいのもシリコンベースの特徴です。

シリコンが初めてなら、パウチを必要なときだけ

シリコンベースを使ったことがないと、最初からボトルを用意するのは少し迷うものですよね。

そんなときには、1回分ずつ使えるパウチタイプもあります。

会員の方は1個から、会員登録をせずに購入する場合も5個から選べます。

たとえば、

  • 久しぶりのスキンシップのとき
  • 摩擦がいつもより気になるとき
  • シリコンベースの使用感をトライしたい

こういうときだけパウチを使う、という取り入れ方もできます。

普段は水溶性、摩擦が気になるときはシリコン。

そんなふうに、その日の状態に合わせて使い分けるのもひとつです。

シリコンベースを使う機会が増えてきたら、ボトルタイプを用意しておくのもいいですね。

産後に時々取り入れたいシリコンベース潤滑剤の個包装パウチ

[シリコンベースのパウチを見る]

[シリコンベースのボトルを見る]

植物由来の成分を選びたいなら、水溶性も

産後は、肌に触れるものや使うものの成分が、以前より気になる方もいます。

「できればナチュラルな成分のものを選びたい」

「使ったあとに洗い流しやすいものがいい」

そんなときには、水溶性のNatural Medilubeもあります。

Natural Medilubeは、すべて植物由来の成分でつくられ、保湿成分としてオーガニックアロエベラエキスを配合。

ナチュラルな成分にこだわりながら、潤滑剤専門メーカーが滑りや持続感まで考えてつくっています。

「成分にもこだわりたい。でも、潤滑剤としての滑りも大切にしたい」

そんな方に選んでいただきたい水溶性タイプです。

水溶性ベースの潤滑剤

[Natural Medilubeを見る]

その日の自分に合わせて、潤滑剤を使い分ける

スルッとした滑りが長く続くことを重視したい日は、シリコンベース。

植物由来の成分や洗いやすさを大切にしたい日は、水溶性。

シリコンは必要なときだけパウチを使い、使う機会が増えたらボトルへ。

産後の性行為に使う潤滑剤は、ひとつに決めるより、その日の自分に合うものを選べるようにしておくのも、ひとつの方法です。

産後から始まる二人の新しいスキンシップに、そのときどきに合う潤滑剤を取り入れてみてください。

会陰切開・裂傷の回復は、医療機関で確認を

潤滑剤は、回復後のスキンシップで滑りを補うためのアイテムです。

会陰切開や裂傷の回復については、ご自身だけで判断せず、産後健診などで医療機関に確認してもらってから取り入れてください。

痛みや出血だけでなく、「こすれるのが怖い」「再開して大丈夫か不安」と感じることも、相談してよいことのひとつです。気になることがあれば、再開前に伝えておくと安心です。

参考文献・参考サイト

[1]大井けい子、曽我部美恵子、岸恵美子、富田真理子、高村寿子(2000)「出産後の性生活(第2報):褥婦の不安の実態とサポート」『女性心身医学』5巻2号、155–160頁。DOI: 10.18977/jspog.5.2_155

[2]Mayo Clinic Staff(2024)“Sex after pregnancy: Set your own timeline.” Mayo Clinic.

[3]Sexual Health Oxfordshire(2026)“Lubricants and vaginal moisturisers.”

[4]ジェクス株式会社公式サイト「ポリウレタン製コンドーム・潤滑剤に関する解説」