更年期になると、デリケートゾーンのドライ感や摩擦による違和感が気になることがあります。「そろそろ潤滑ゼリーを使ってみようかな」と思ったら、せっかくなら失敗したくないもの。まず知ってほしいのが、ベースの違いです。潤滑剤には、水溶性・ハイブリッド・シリコンなど、異なる基材(ベース)があります。

潤滑ゼリーは、ベースが違うと質感や滑りの続き方も大きく変わります。この記事では、その違いをわかりやすく紹介しながら、選ぶのが難しいと感じる方に向けて、おすすめの商品も紹介します。

まず知っておきたい、潤滑ゼリーのベースの違い

一般的に販売されている潤滑ゼリーは水溶性タイプが多いため、「潤滑ゼリー」と聞くと、まずジェルっぽい水溶性タイプが思い浮かぶかもしれません。

でも、潤滑剤には水溶性だけでなく、ハイブリッド(混合)タイプや、オイルのような質感のシリコンベースなど、質感や滑りの持続が大きく異なるタイプがあります。

更年期のドライ感が気になるときこそ、成分だけでなく、ベースによって変わる質感や滑りの持続性にも注目してほしいと思います。自分に合う質感や滑りの続き方を選ぶことで、「あれ、前より楽しめた」と感じられることもあります。

今回は、こうした違いも知ってもらいたくて、水溶性・ハイブリッド・シリコンと、あえてベースの異なる3種類を選びました。

更年期におすすめしたい3つの潤滑ゼリー

今回選んだ3つの商品は、順位をつけたランキングではありません。ベースによる質感や滑りの違いを知ってもらうために、それぞれ異なる特徴を持つ商品を選びました。

使うものの成分が気になる、水溶性では少し物足りない、ゆっくり時間をかけて楽しみたい——そんなあなたのニーズに合わせて、選ぶときの参考にしてみてください。

Natural Medilube(ナチュラルメディルーブ)

特徴:水溶性・オーガニック成分配合・7つの無添加・チューブ/パウチタイプ

更年期の方に選んだ理由

更年期以降は、デリケートゾーンまわりの変化が気になり、使うものにも慎重になることがあります。そんなときに、成分にも目を向けながら選びたい方へ紹介したいのがNatural Medilubeです。

植物由来成分を使用し、オーガニックアロエベラエキスを配合。7つの無添加で、軽やかな水溶性の質感です。

チューブのほかに使い切りのパウチもあるため、まず少量から試してみたい方にも取り入れやすいタイプです。

こんな方におすすめ

  • 使うものの成分が気になる
  • まずは水溶性タイプから試したい
  • 軽やかな質感が好み
  • 少量から試してみたい

ID SILK(アイディシルク)

特徴:水溶性+シリコンのハイブリッド・加水分解シルク/ヒアルロン酸Na配合・ボトルタイプ

更年期の方に選んだ理由

「水溶性では少し物足りない。でも、シリコンのようなオイルっぽい質感までは求めていない」。そんなときに試してほしいのが、水溶性とシリコンを組み合わせたID SILKです。

サラッと広がりながら、水溶性だけとはまた違う、乳液のようなしっとりとなめらかな使い心地。加水分解シルクやヒアルロン酸Naも配合されています。

デリケートゾーンまわりのドライ感や擦れが気になり、使うものの成分にも目が向くようになった方や、水溶性からもう一歩違う質感を試してみたい方にも紹介したいタイプです。

こんな方におすすめ

  • 水溶性では少し物足りなかった
  • シリコンほどオイルっぽい質感は求めていない
  • なめらかさと扱いやすさのバランスを重視したい
  • 配合されている成分にも目を向けて選びたい

PINK

特徴:シリコンベース・オイルのようになめらかな質感・滑りが続きやすい・個包装パウチ

更年期の方に選んだ理由

水溶性の潤滑ゼリーを使っていて、「途中で乾いてくるのがつらい」「何度も足し直すのが不便」と感じたことがある方に、ぜひ知ってほしいのがシリコンベースです。

オイルのようになめらかな質感で、少量でもよく伸び、滑りが続きやすいのが特徴。ゆっくり時間をかけて楽しみたいときにも、途中で何度も足し直さずに楽しみやすく、使う量も少しで済むので、使用後の拭き取りも比較的簡単です。

水溶性で「乾く」「何度も足すのが面倒」と感じたなら、同じ水溶性の中だけで探さず、ベースを変えてみるのもひとつです。質感も滑りの続き方も大きく変わるので、水溶性では物足りなかった方にこそ試してほしいタイプです。

こんな方におすすめ

  • 水溶性では途中の乾きが気になった
  • 何度も潤滑ゼリーを足し直したくない
  • オイルのようになめらかな質感が好み
  • ゆっくり時間をかけて楽しみたい
  • 少量で使えるタイプを選びたい

更年期の潤滑ゼリー選びで見ておきたいポイント

潤滑剤は、水溶性・ハイブリッド・シリコンなど、ベースによって質感や滑りの続き方が異なります。

「水溶性が無難だから」と、水溶性だけで選ぶのはもったいないです。ベースが変わると、質感や滑りの続き方も大きく変わります。その違いが、滑らかさをプラスするだけでなく、これからの楽しみ方や満足感にもつながります。

「ネバネバ=よく滑る」とは限らない

潤滑ゼリーのなかには、糸を引くような粘度の高いものもあります。

粘度が高いとよく滑るように思えますが、商品によっては途中で乾きやすいものもあります。また、人によっては張りつくような感触が気になることもあります。反対に、ゆるめの質感でも、なめらかな滑りが続く商品もあります。

見た目の粘度だけでなく、自分が心地よいと感じる質感にも注目して選んでみてください。

とはいえ、ネットショップはもちろん、ドラッグストアでも購入前に実際の質感を試すことはできません。
「自分にはどれが合うんだろう?」と迷う方には、水溶性・ハイブリッド・シリコンの3タイプを使い比べられるパウチセットもあります。まずは質感の違いを試してみたい方にもおすすめです。

成分が気になるときは、自分が避けたいものを確認する

更年期以降は、デリケートゾーンまわりの変化をきっかけに、これまで以上に使うものが気になることもあります。

「無添加」「低刺激」といった表示だけで決めるのではなく、普段の化粧品などで刺激を感じて避けている成分がある場合は、その成分が含まれていないか確認してみてください。

潤滑ゼリーの使い方|量や塗る場所、タイミングの目安

潤滑ゼリーの使う量やタイミングは、商品に記載されている場合はそちらを確認してください。とくに指定がなければ、以下をひとつの目安にしてみてください。

あとで洗い流しやすい場所なら、好きな量を使って感触も楽しんで。膣内など、洗い流すことを前提にしない場所に使うときは、まず少量から。足りなければ少しずつ足して、自分にとって心地よい量を見つけていく使い方をおすすめしています。

最初は、自分にちょうどいい量やタイミングがつかみにくく、多すぎたり少なすぎたりすることもあります。何度か使っていくうちに、「このくらい」と自分なりの量やタイミングがつかめてくると思います。

刺激や違和感がある場合は使用を中止し、症状が続く場合は婦人科などの医療機関へ相談してください。

潤滑ゼリーを使っても痛いときは?

潤滑ゼリーを使っても痛みが続く場合は、乾燥だけが原因ではない可能性もあります。

違和感が強い、出血やかゆみを伴うといった場合は、潤滑ゼリーだけで対処しようとせず、婦人科などの医療機関へ相談してください。

よくある質問

ドラッグストアや薬局でも買えますか?

ドラッグストアや薬局でも購入できます。置かれている場所は店舗によって異なりますが、デリケートゾーンケア用品や生理用品、避妊具の近くに並んでいることがあります。

店頭で選ぶのが難しいと感じたときは、潤滑剤を専門に扱う当ショップも参考にしてみてください。迷ったら質問できて、質感の違いが気になったらトライアルセットで試すこともできます。

コンドームと併用できますか?

コンドームと一緒に使うときは、商品説明に併用可否の記載があれば確認してください。当ショップでは、コンドームとの併用可否も各商品ページでご案内しています。

特に、オイルベースの潤滑剤はラテックス製コンドームには使用できないため、注意が必要です。

迷ったら、求める使い心地から選んでみて

軽やかな質感で使いたいなら、水溶性。

水溶性よりもう少しなめらかさがほしいなら、ハイブリッド。

滑りの持続を重視したいなら、シリコン。

実際にいくつか試しながら、自分に合う使い心地を探してみるのもおすすめです。また、ひとつに決めず、そのときどきで使い分けるスタイルもありだと思います。

「困っているから使う」だけでなく、「もっと楽しむために使う」。そんな気持ちで選んでみてください。

選ぶのが難しいと感じたときは、この記事で紹介した3商品も参考にしてみてください。